2010年12月4日土曜日

SPACE BATTLESHIP ヤマト(ネタバレ編)

ちょっと時間がかかってしまいましたが、ようやく文章が完成しました。お待ちいただいた皆様に、思いが届くことを願って・・・

さて今回は激しくネタバレしていますので、まだご覧になっていない方は絶対に読まないことをお勧めします。興味本位でちょっとだけ覗いてみようと言う方も止めておくことをお勧めします。
なぜならこの作品を本気で楽しみたいのなら、事前に情報を全く入れなければ、最初から最後まで色々な部分で楽しめるからです。原作である「宇宙戦艦ヤマト」シリーズを観ている人も、全く知らない人も、それぞれに楽しめるツボがあちこちに散りばめられているのです。
ちなみに私は、テレビで放映されたメイキングと、SMAP×SMAPで放映されたオープニング・ヤマトの浮上シーンを観てしまっていたのですが、それでも映画館での浮上シーンでは涙があふれました。すでに観ていたのに、です。とにかく凄い迫力です。
おっと、これ以上語るとポロリと漏らしてしまいそうなので、ここまでにしておきましょう。
では、ネタバレ編のスタートです!













先ほどオープニングと浮上シーンを観た、と書きましたが、この番組は視聴率が高いのでご覧になった方も多いと思うのですが、皆様はいかがでした?
観てしまいましたか?
観ていたのに、数倍楽しめたとは思いませんか?
私にはピンときました。
あえて見せる方法を選んだな、と。これは以前、トムクルーズ主演「ワルキューレ」でアメリカで実際にあった宣伝方法です。私は実際にこの映像をネットで見てから映画館に行ったのですが、それでも十分に面白かったのを記憶しています。

では、なぜ面白く感じたのでしょうか?

テレビはどんなに大画面でも、あくまでもテレビ。本格的な映画館のような音響を持っている人はかなりの少数派。テレビで映した部分だけでは、このシーンの本当の魅力を伝えきれていないんです。
映画は映像と音響のバランスが大切です。その両方が揃ってこそ、魅力が増すわけです。
だから映画館で浮上シーンを観たときは、まるで別物のように感じました。
映画館で観たオープニングの戦闘シーンでは、より緊迫感が増し、浮上シーンでは腹の底に響くほどの地響きが、さも私がそこにいるかのような錯覚に陥らせ、身ぶるいと涙を与えてくれました。

やはりこの作品は、まず映画館で見るべき作品ですね。

よく映画の評判を気にして、面白そうでないからDVDまで待とう、なんてことを考える人がいますが、この作品は食わず嫌いではいけないのです。
面白いかどうかは、あくまで個人の感受性で決まる問題ですので、観終わった後にどう思うかを前もって気にせず、映画館に足を運ぶべき作品だと思うのです。
それは最終的に、次の映画へとつながる商業活動にもなります。

もしあなたの身近に、上記のような考えで見ないという方がいらっしゃいましたら「絶対映画館に行くべき」と勧めてください。よろしくお願いします。
そして見終えたその人と、熱く語ってください。

オープニングは火星域での艦隊戦でしたが、私はその映像にいきなり驚かされました。
日本映画では、よく技術的な部分が「ハリウッドに近づいた」とか「ハリウッドに迫る」とか表現されることがありますが、このオープニングの映像は「ハリウッドそのもの」と言っても過言のないレベルでしたよね。
細部まで緻密に描きこまれたガミラス艦は映画館の大画面で観ても全く隙がありませんでした。しかもこのようなCGの部分は、ほぼ全編にわたって使われているので、ここまで作り上げる労力は並大抵のものではないはずです。
実写部分の撮影終了から完成までは、わずか10カ月。たったそれだけの期間でこの膨大なVFX(分かりやすく言うと視覚効果)を処理したわけです。

尊敬に値する仕事を見事に終えたのは、山崎貴監督が所属する「白組」です。

その会社名を知らなくても「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズで昭和の風景を再現したと言えばお分かりでしょうか?そうです、あの昭和の街と東京タワーを作った人たちです。

CGと実写の合成はさじ加減が難しいようで、ちょっとでも不自然なCGだと素人の私たちでも違和感を感じ、映画そのものの質を疑ってしまうのです。
しかしこの「白組」の造ったヤマト全編のCGとVFXは、どこをとっても隙がありませんでした。
それだけではありません。
明らかにCGでなければできないと分かっているシーンは、誰でもCGと気付くと思います。しかし本作では、CGじゃないと思っていたシーンが実は・・・という部分が結構多かったのにも驚かされました。その仕事の素晴らしさを感じさせてくれたのです。

皆様は、ガミラス兵が大挙して押し寄せてくるシーンで装甲車が走っていたのを覚えていますか?

あの装甲車、実は人の乗っている荷台部分だけが実写で、他はすべてCGなんです。

一昔前の映画では、張りぼてでも実物を作ってしまうのが当たり前だったので、このシーンはかなり驚かされました。しかも何の違和感も感じさせずに、見せてしまうなんて。
でもこの方法、考えてみると合理的なんですよね。
実物とCG、どちらの方が予算が少なく済むか?と考えた上で、選択したのでしょう。限られた予算を効率よく、無駄なく使う、日本映画界が抱えるそんな苦労が垣間見える部分です。

パンフレットを読んでいると、他にも面白いエピソードが書かれています。

戦闘デッキは実は○○(たぶん私はそこに行ったことがあります)だったとか、ヤマトが建造中のドックが実は○○だったとか、書きたいのは山々ですが、これは直接読んでもらう方が良いですね。
インタビューや製作裏話が満載なパンフレットなので、ぜひ読み潰す用と保存用に2冊お買い求めください(笑)



デジタルをデジタルと感じさせず、アナログをアナログと感じさせない。
理想的な言葉ですが、この映画ではまさにそれが再現されたと言えます。

デジタルと言えば、この映画ではそれに頼らなければ表現できなかったシーンがいくつもあります。
たとえばコスモタイガーやコスモゼロなどの戦闘機。これも一昔前なら、一機丸ごと造ってしまうのですが、これもコクピット以外はCGだったのです。
しかし臨場感を出す工夫は忘れていません。
メイキングでその秘密が明かされていますが、なんとそのコクピットは動くんです。だから左右へロールする時の役者の演技は、本当の反応も交じっているので演技の枠を超えた臨場感が生まれるのです。

余談ですが、私はこのコクピットを見て思わずうなってしまいました。

実は山崎監督の作品にこのシステムが登場したのは、初めてじゃないんです。
山崎監督の過去作品にそんなものを使うシーンってあったっけ?と思ったあなた、大切なシーンを忘れていますよ!

それは「ALWAYS 続・三丁目の夕日」のオープニング、ゴジラの登場した場面です。

この映画の象徴ともいえるミゼットが、まるでマンガのように飛んだり跳ねたりしたのを覚えていませんか?
このシーン、本物のミゼットのボディーを例のシステムの上に載せ、ガッチャンガッチャンと動かして撮影しているのです。この装置はメイキングで観られますので、興味を持ったらぜひ「ALWAYS 続・三丁目の夕日」豪華版DVDをご覧ください。その場合は、レンタルではないので買うこととなりますが・・・

デジタルと言えば、デスラーもその一つです。

意識の集合体のようなガミラスが人間の前に現れる方法として、電波の揺れのような波を伴った液状の物質として現れます。
どのような形でデスラーが登場するか?と楽しみにしていたのですが、これは良い意味で裏切られましたね。まったく「あり」だと思います。

まさにタイムリーな話題ですが、NASAの発表で生命体の構成に関して今までの常識が通用しない発見がありました。作品内のガミラスの設定が、現実にもありうるかもしれないと言うことが、偶然にも証明されてしまったのです。

これにはちょっと驚きました。

そしてこれは絶対に語らなければならない、というものがあの「アナライザー」の存在。
原作を知っている自分にとって声が同じなのは嬉しかったのですが、ただのAIとしてしか登場しないアナライザーはちょっと寂しかったのです。

しかし、しかし、しかし・・・

コスモゼロに搭載されると、まるでスターウォーズのXウイングに積載されたR2-D2のように(このあたりはスターウォーズが大好きな山崎監督らしいですね)おなじみの赤い頭が!しかもそれだけではありません。

ガミラスに潜入した古代たちを守るために、なんとアナライザーが巨大ロボットになるではないですか!これには思わずガッツポーズしてしまいました。
まさに山崎監督らしい仕掛けです。

ご覧になっていない方が多いかと思いますが、山崎監督の初監督作品「ジュブナイル」ではテトラという小さなロボットが登場します。物語が進むにつれ、このテトラは主人公の少年の相棒のような存在になります。
ヤマトでの古代とアナライザーの関係が、まさにこの関係と同じなんです。これに関してはもう少し踏み込んで書きたいのですが、「ジュブナイル」をご覧になっていない方のためにさし控えておこうと思います。私の感動のツボは、ここに書かなかった部分にありますので・・・

それから戦うアナライザーを見て改めて感じたことがあります。
それは、山崎監督の作品に共通するテーマです。
山崎監督作品は、すべてがバディ(相棒)ムービーであること。相棒との心の触れ合いや友情が、常に中心にあるということです。
そう考えたら、次の映画がどのような形で相棒を見せてくれるのか、ますます楽しみになってきました。きっと近い将来(個人的な勘ですが来年末かな?)、形になって私たちの前に現れてくれるでしょう。

山崎監督は「スターウォーズ」と「未知との遭遇」に衝撃を受けてこの世界を目指すことになったのだそうです。

そんな山崎監督の愛が、この映画の中には登場します。

先ほどのアナライザーもそうですが、他にもいくつかあります。

コスモタイガーやコスモゼロのデザインやドッグファイトシーン、そして艦橋内や廊下の武骨さはきっとテレビシリーズ「ギャラクティカ」へのオマージュでしょう。

ガミラスとイスカンダルの意識の集合体という考えは、おそらくテレビシリーズ「スタートレック ネクストジェネレーション」のボーグやQの存在が大きかったと思います。

それからガミラスへ突入するために自由落下するシーンでは、アメリカに負けてないぞと言わんばかりの迫力を見せてくれましたが、これに関しては「スタートレック」2009年版映画をかなり意識したのではないでしょうか?
確かにこのシーンは「スタートレック」と比べても全く遜色がありませんでした。最高の出来だと思います。そして監督のドヤ顔が見えた気がしました(笑)

それぞれのシーンを「パクリじゃない?」と思う人がいるかもしれませんが、そうじゃないです。以上のシーンの数々は、それぞれの作品を本当に愛しているからこそ生まれたオマージュなんです。
気になった方は、ぜひ上記の作品をご覧になってください。どの作品も一味違う面白さのあるSFなので、見て損はないと思います。

そんな愛情あふれるシーンの数々ですが、この「SPACE BATTLESHIP ヤマト」では作品全体がその愛をどう感じさせてくれるか?が映画が成功するかどうかの一つの大きな壁になっています。

そう原作であるオリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」に設定やストーリーがどれだけ近付けるか、ということです。

愛があればこそ、なるべく忠実に造りたくなるのは当然です。でもそれではオリジナルにはなりません。しかも36年前の設定ですから、今の常識ではかなり不自然になる部分も当然あるでしょう。
でも全く違う設定ではしらけてしまいます。
しかしこの映画では、その辺りのバランスを絶妙なサジ加減で実現しています。

まず先ほども書いたガミラスの設定。オリジナルでの、隣り合った星に住む種族の容姿がなぜかまるで違うと言う違和感を解消していると思います。

それからいくつも登場する「宇宙戦艦ヤマト」各シリーズの名場面や、感動のセリフなど、うまく取り入れていますよね。私がツボだったのは、地表で波動砲を発射し安否不明だったヤマトが、爆煙の切れ間から浮上するシーン。

うぁ~やったよ、実写で!と叫びたくなりましたね、ここは。

他にも最後のガミラス戦でヤマトの波動砲を封じたミサイルは、回転こそしないもののドリルミサイル、まさにそのもの。ここで使ったか!と感動しました。

それだけではありません。この作品では、原作の声優にも敬意を払っています。
アナライザーの声の緒方賢一さん、デスラーの伊武雅刀さん、オリジナルではスターシャやテレサの声を担当された上田みゆきさんはまさにスターシャと言えるイスカンダル役、などなど。
すでに亡くなってしまった方がいらっしゃるオリジナルなだけに、これはかなり嬉しい配役と言えますね。

そうそう、ナレーションのささきいさおさんもそうです。誰もが知る有名な主題歌を歌っていたので、この配役も大きなサプライズでした。

愛情は、そのような設定や声優だけではありません。セリフにも溢れています。

私は沖田館長の「バカめ」には身震いしました。
映画の情報が錯綜している段階で沖田館長を西田敏行さんが演じるというデマ(これはこれで容姿がそっくりなので観てみたい気がします)が流れましたが、このセリフに関しては山崎努さんだからこそ表現できたと言っていいと思います。

そう、役者と言えば、キャスティングも素晴らしいですよね。原作に近いイメージで、かつ有名な役者をよくここまで集めたな、と。
なかでも特筆すべきは、真田を演じる柳葉敏郎さんと、徳川機関長を演じる西田敏行さん。頭が禿げていない西田さんは容姿こそだいぶ違いますが、その存在感は徳川機関長そのもの。そして柳葉さん演じる真田に関しては、もう完璧としか言いようがありません。しかも柳葉さんは、この映画のオファーを受けた時、自分の役柄を当てたのだそうです。まさに運命だった、と言えるエピソードですね。

他にも佐渡酒蔵改め佐渡先生を演じた高島礼子さん。最初にそのキャスティングを聞いた時にはかなり不安を覚えたのですが、実際にスクリーンで見たら、これはこれでまたいい味を出しているんですよ。ちゃんと酒瓶と猫を抱えているし(笑)

それから、島を演じた緒方直人さん、森雪の黒木メイサさん、古代守役の堤真一さんや、藤堂平九朗役の橋爪功さんなどなど、かなり多くのキャスティングが絶妙でした。

皆さんはどう思われましたか?
私にはかなり満足なキャスティングだったと思います。

そして忘れてはいけない主人公、古代進。
演じるは老若男女知らない人がいないスーパースター、木村拓哉さん。
映画公開前、彼が演じることに不満を抱くファンが多かったのですが、映画を見た後には納得するファンが続出したそうです。それも納得ですね。
私に言わせれば、たぶんこの映画は木村拓哉さんいなくては成立しなかったでしょう。その演技、容姿、感じさせる佇まい、すべてがまさに古代進でした。

登場人物の多い映画では、時間的な制約でそれぞれの個性を発揮できないことが多いのですが、この映画では各役者の個性が、それを上回る個性で木村拓哉さんが演じたことによって、見事にひきたったのではないかと思います。

それほどまでに、木村拓哉さんの存在が大きかったと言えます。

そして、これを語らずには終われないのが、音楽の存在です。

この映画で音楽を担当されたのは佐藤直紀さん。山崎監督の「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「BALLAD 名もなき恋のうた」を担当されていますが、最も話題になったのはあの「龍馬伝」ではないでしょうか。

いまや日本を代表する作曲家です。

そんな作曲家にも、大きな苦悩があったと思われるのが、テーマ曲の存在です。
それは、原作を見ている人なら誰もが口ずさめるテーマ曲。
あまりに有名過ぎて、無視できない存在。この曲でなければヤマトではない、と言われてしまうほどに大きい。
しかしやはり、さまざまな映画の音楽を手掛けているだけあって、見事に解決していました。
誰もが知るそのテーマ曲と、原作の名場面で使われたスコアをうまく取り入れた音楽が、随所に散りばめられているのです。

音楽だけ聞いても損はない、それほど素晴らしい出来栄えです。

さて、先ほど記した原作に似た役者の存在と同じくらい重要だったのが、このテーマ曲の作曲家の存在です。

私はヤマトの浮上シーンでそのテーマ曲が聴け、嬉しく思い、同時にそのテーマ曲を書かれた宮川泰さんの存在の大きさを、改めて知りました。
古代進を演じた富山敬さんと同じく、すでにこの世にいらっしゃらないのが残念でなりません。もし生きていたら、この映画を見てどう感じたのか知りたいと思ったのは、私だけではないと思います。

原作から36年という月日。この二人の死だけでも、どれだけ長かったのかと感じてしまいます。
しかし36年もたったからこそ実現できた企画だったのも確かです。
あの壮大な世界観は、10年前はおろか、数年前でも表現できなかったでしょう。
だから、まさに、造られるべくして造られた映画、なのだと思います。

さてかなり熱く語ってしまいましたが、ここから先は私の個人的な欲望を書き記してみたいと思います。お読みになった皆様がどう感じるかはわかりませんが、自分に置き換えて考えてみると、案外楽しいかもしれませんよ。

それは自分ならこう描く、と言うことです。素人の私ですから実現は絶対にあり得ないので、せめてここだけの発言としてお許しくださいませ(笑)

私が一番感じたのは、映画がかなり短く感じたこと。実際は2時間18分もあるのですが、勢いよく描いた展開が時間を全く感じさせませんでした。しかしそれゆえに感じる物足りなさもあるわけで。
原作の物量を考えると3時間くらいが丁度良いのではないかと感じました。
もっとも3時間となると、上映する側からすれば一日の上映回数が減り収益にも影響するので、無理な話なのでしょう。
でもこれだけ好調な滑り出しがそのまま続いて記録を打ち立てれば、追加撮影して完全版・・・なんてこともあり得るかな?などと思ったりしています。そのときはもちろん、映画館に足を運びますよ!
おっと、これは妄想でした。いけないいけない。

他には、見せ方で感じたこともあります。

最後にヤマトは地球上空で自爆しますが、このシーンでは映像が固定されていましたよね。私は爆発後にどんどん引いた絵になり、最後は地球全体が写されたら最高!と思いました。
「これが古代の守った地球なんだよ」って感じられる気がして。

さて色々と書き連ねてまいりましたが、最後にこの映画を見終えて感じたことをここに記し、終わりにしたいと思います。

それは「機動戦士ガンダム」の実写が観てみたくなったと言うこと。以前から見てみたいとは思っていたのですが、今回は本気でそう感じました。

実写化までは色々な問題があるでしょうが、予算さえ何とかなれば実現できる、と感じずにはいられなかったのです。

その際には私の大好きな作品を撮り続けるお二人の監督、本広克行さんと山崎貴さん、そして原作者でもある富野由悠季さんが手を組んでくれたら嬉しいな、と・・・それぞれドラマパートの監督、VFXの監督、そして総監督と。あくまでも妄想なんですけど、なぜだか実現しそうな気がしてならないのです。
どうでしょうね?近い将来起こってくれたら嬉しいのですが・・・

そう言えばこれだけ物量のある仕事を指揮された山崎貴監督、次回作は何なのでしょうね?
私はひそかに「あれ」を期待しています。
「あれ」って何?ですかって?それは言わないでおきましょう。私の勘は案外鋭いので(笑)

今回は、大変長々とお付き合いくださいましてありがとうございました。

久しぶりだからどこまで書けるかと心配していたのですが、映画同様熱くなってしまい、気付けばこんなに長く書いてしまいました。

私の文章を読んで、そこは違うとか、俺ならこうだ、とか思うところも沢山あるのではないかと思います。もしよろしければ、短文でもコメントいただけると幸いです。

それでは、また!




2010年日本映画 138分

監督・VFX      山崎貴
脚本         佐藤嗣麻子
編集         宮島竜治
撮影         柴崎幸三
美術         上條安里
VFXディレクター  渋谷紀世子
音響効果      柴崎憲治
キャスティング   北田由利子
助監督        山本透
製作担当      金子堅太郎
VFXプロダクション 白組
企画プロダクション セディックインターナショナル
制作プロダクション ROBOT
エンディング曲   スティーヴン・タイラー -「LOVE LIVES」
音楽         佐藤直紀
出演         木村拓哉 黒木メイサ 柳葉敏郎 緒方直人 堤真一 高島礼子 橋爪功 西田敏行 池内博之 マイコ 矢柴俊博 波岡一喜 斎藤工 三浦貴大 浅利陽介 山崎努 他

4 件のコメント:

  1. ふと目に止まったこちらのブログ、
    同じ思いの人がいる~~と最後まで楽しく読まさせていただきました♪

    スタートレック ボーグ Q なるほどですね~

    私もこの映画はDVDではなく、
    スクリーンでって思ってたので行ってまいりました♪
    木村拓也さんは文句なしの古代さんだったし、
    真田さんはそのままでしたねー

    ヤマトから1分の時間で家族と通信のシーンでは
    アナライザーと語る古代とアナライザーの声に(ρ_*)

    トレッキーな私だけど、日本の作品ではヤマトが一番好きなので、
    見てきてよかったです♪

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  2. 若さん、はじめまして!
    稚拙なブログですが、お越しいただきありがとうございました。
    そしてコメントまでいただき嬉しい限りです。
    「楽しく読ませていただきました」なんて、最高な褒め言葉です!やる気がでます!!

    そうですか~トレッキーですか(笑)

    私はテレビシリーズではTNG(トレッキーな方ならご存知ですよね 笑)が好きなのですが、悲しいことに関東地方では最後まで放送されなかったんですよ。
    だから2009年版のリメイクは嬉しかったですねぇ。興奮しました!
    (この作品も記事にしてます)

    ヤマトはこれまでにないくらいに賛否両論の映画で、逆にそれが宣伝効果になっているようですね。
    確かに36年分の思い入れが人それぞれにあるわけだから、こうなるのも理解できます。
    もちろん私は「あり」派です。山崎貴監督も大好きですし。
    そんな山崎貴監督、次回作はアニメです。しかも初監督作以来、香取慎吾さんとタッグを組みます。
    どんな作品に仕上がるのでしょうね?

    でもまだもう一本隠し玉がありそうな予感がするのです。
    それは何かあえて書きませんが、かなり期待できる作品だと思いますよ。

    気まぐれで更新していますが、ときどき覗いていただけると嬉しいです!
    今後ともよろしくお願いいたします!

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  3. お久しぶりです。\(^0^)/
    書き込みありがとうございました。m(__)m

    私は長さはこれくらいかな、と思いました。
    ヤマトを知らない世代の人には
    これ以上長くなると、テーマが散漫になる気がするし、
    ヤマトを知っている世代は
    言いたいことが増えてしまうと思います(笑)
    何にせよ、山崎監督は
    自分流に上手くまとめたなと思いました。

    今後ともよろしくお願い申し上げます(^^)

    返信削除
  4. laerl38さん、お久しぶりです。そして書き込みありがとうございます!
    私は個人的な願望で今でももっと長くと思っていますが、これはおそらく多くの観客の視点からするとlaerl38さんの仰る通りかもしれませんね。
    私の世代は原作がTVアニメだった事を知っていますが、今2~30代の人の大多数は原作の存在自体を知らないようです。だから「あっという間」に思える展開も、TVアニメの物語の流れを知らない人からすれば無駄なくちょうど良い加減なのかもしれません。
    私には見たいイベントが多すぎて息継ぎがない映画に感じられたのですが、それは知っているからこそ思う贅沢なのでしょう・・・
    とにかく2カ月以上に渡るロードショーを乗り切ったので、もう大ヒットと言ってもいいですね。

    亀更新ですが、時々覗きにきてくださいね。
    今後ともよろしくお願いいたします!

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